犯罪心理学者は見た危ない子育て/出口保行
書影提供:版元ドットコム
書籍情報
タイトル:犯罪心理学者は見た危ない子育て
著者:出口保行(デグチヤスユキ)
出版社:SBクリエイティブ、SB新書
発売日:2023/8/5
ISBN-13:978-4815621629
概要
親が子供にどう接するかで子供の未来が変わる
子供を非行に走らせてしまう危険な態度、接し方を犯罪心理学者が解説
感想
前の著書は親が子供に対して何を言ったか、だったけど今回は親が子供に対してどう振る舞ったかに重点が置かれている。
親の養育態度は支配‐服従、拒否‐保護の2つの方向性と4つの象限がある。
そしてその象限から子育てタイプは
「過保護型(支配×保護)」
「高圧型(支配×拒否)」
「甘やかし型(服従×保護)」
「無関心型(服従×拒否)」
の4つに分類することができる。
そしてどの親も必ずどれかに当てはまる
ベストは象限の中心にいることだが、偏りができてしまうのが普通のことで、極端に偏らなければよいとのこと
極端な偏りが非行少年を生み出し、その後も親の養育態度が変わらなければ子供もまた変わることができず元通りになってしまう
どのタイプも厄介ではあるが、1番厄介なのは無関心型だなと思った
他の3つのタイプは一方的であるけれど子供に関心がそれなりにある分、まだ希望はあるように思える
高圧型は微妙なところではあるけれど...
一方で無関心型、そもそも子供に興味関心がないからどうしたらいいのか
衣食住は与えている、家にお金を置いてきた
それだけでは子供に愛情を注いでいるとは言えない
これを「情緒的ネグレクト」と呼ぶ
正直言うと情緒的ネグレクトという言葉を初めて知った
心理的虐待に分類されるものだと思っていたんだよね
”「情緒的ネグレクト」は、「ネグレクト」の下位分類にあたり、「愛情を与えない」「関心を示さない」「子どもの感情に寄り添わない」など、情緒的な面で関与を怠ることを指します。
子どもにとって非常に辛いことですが、周囲からはわかりにくく、介入することはとても難しいです”
「犯罪心理学者は見た危ない子育て」第4章より引用
自分が親の立場だったら、子供に対して過干渉にならず、かといって不干渉にもならずといういい塩梅の対応ができる自信が全くない
たぶんだけど過干渉になりそうな気がする
これはきっと母形の祖母と母がそうだったから
完璧な対応なんてきっと存在しない
子育て以外でも言えることだけど、時々自分を客観的にみて、自分の中の思い込みなんかをほぐしていかなきゃならないんだと思う
前の著書に続いて読んだ後にいろいろ考えてしまう本でした

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